酷暑の夏、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
6月から出社することになった私ですが、がんばって通勤しております(笑)
自宅の最寄り駅から会社がある駅までは、約50分。
そこから乗り換えて1駅(1~2分?)の通勤だ。
ドアtoドアだと1時間半ほどの通勤時間を要してることになる。
往復だと約3時間。
なかなかの時間を使っている(笑)
ただ!
その時間を利用して、読書するようになったのはよかった点。
あとは、冷房がガンガンに効いていて、なんなら私が乗車する時間帯だと行きも帰りも座れる。
帰りに至っては、下車駅に向かうほどに乗車客は減っていき、車両によっては自分ひとりだけ、くらいの伸び伸びスタイル。
よって、電車内は「快適」そのものなのだ(笑)
そんな電車内で読んだ本は以下のとおりだ。
2022年7月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1096
ナイス数:6
失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織
航空業界と医療業界を比較しながら、失敗から学ぶことを事例を基に話が進んでいくのが読みやすかった。
確かに、航空業界での事故は、再発防止に向けて原因究明と再発防止が徹底されているイメージがあったが、医療業界での例えば医療事故はそのイメージは少ないかもしれないと思った。病院側の言いなり、といえば聞こえは悪いが、医療裁判=長期戦というなんとなくよろしくないイメージ。そんなことを物語のように話が進んでいくのが興味深かった。どんな業界にせよ、失敗から学ぶことは多いもの。隠すことよりオープンにして堂々と原因究明をしていきたい。
読了日:07月04日 著者:マシュー・サイド
自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップの感想
彼女の著書を初読。 意見と反応。確かにネット上では意見より反応をよく目にしている気がした。考えること、自分の意見を発言すること。「言ったもん勝ち」状態がこれまでの人生でも多くの場面で遭遇してたなと思った。 トップダウン方式(上司が言ったことを「はい」と実行すること)が多い日本の文化を見事に捉え表現されていると思った。反応ではなく意見を求められる会社で数年働いた著者も言っていたが、そこで訓練されたことは、今のSNS上での著者の発言だなと羨ましくもあり、今後は自分も意識していこうと思った。
読了日:07月08日 著者:ちきりん
2030年:すべてが「加速」する世界に備えよの感想
実は、昨年購入していて、積読本となっていたものをようやく読了した。 2020年12月に日本での初版。執筆はコロナが蔓延する前と思われるが、山本 康正氏の解説はコロナ禍になって書かれている。 ともあれ、どんな未来が待っているのか、漠然としたイメージから輪郭が見えてくるようだった。解説の山本康正氏の本も読了済だが、テクノロジーの進化が想像以上だってこと。 私たち人間はそろそろAIとの共存に向けてもっと学んでいかないとね、とつくづく思った。
読了日:07月31日 著者:ピーター・ディアマンディス,スティーブン・コトラー
読書メーター
AIとの共存
ここからは思っていることを書いていく。
数年前から、少しずつそんな時代がくるよ、的なことを聞いてきた人もいるだろう。
私もその一人だ。
未来についての話は個人的にはとても興味深く、それらしい題材のものは目にしてきた。
どんな未来になるのだろう。
ドラえもんの世界が本当に広がっているのだろうか。
私、ひとりで妄想しているときが多いのかもしれない(笑)
「そんなの夢の話だよ。」
「自分たちが生きているうちにはそんなにはならないよ。」
周りに、未来の話をしようものなら誰も耳を傾けてくれない。
そんな時代を経て、2022年の今、ようやく現実味を帯びてきたなと思い、ワクワクしている。
AIとは、人工知能。
人間の行動、言動、知識などを学習して、同じような行いをしてくれるようになる。
この”学習”が人間より遥かに優れていて、記憶も正確だ。
そんなAIをテーマとした、本や映画やドラマはすでにたくさんある。
個人的には、映像だとイメージしやすいので、面白そうな作品は積極的に鑑賞するようにしている。
この機会に私がこれまで読書や鑑賞してきたものを書いていく。
本
すばらしい新世界
私が未来について、一番印象に残った本は、『すばらしい新世界』(オルダス・ハクスリー)だ。
小説ではあるが、未来での出来事が描かれていてとても興味深くて、すらすらと読んでいった記憶だ。
この作品レビューは、過去記事で熱く記しているので興味ある人はぜひ。
後半の著者によるあとがきは必読。
確か、ドラマか何かで映像化された記憶だが、その後どうなったんだろう。
いつか鑑賞できるようになったらぜひ視聴したい。
2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ
2020年12月に発売されたもので、電子書籍で購入したものの、ずっと放置していた。
何度も言うが、通勤再開と同時に読書を再開し、ライブラリをあらためて見たときにこれがあったので、読むことにした。
発売は2020年と書いたが、執筆されたのは、もちろんその前だと思うが、今読んでも参考になることが多かった。
「未来」はこうなるよ、の具体的イメージが頭に浮かぶようになるだろう。
同時に日本がどれだけ出遅れているかも知ることになるだろう。
未来を知ること=ワクワクすること
私だけかもしれないが、未来の話をしているメディアでは、不安要素ばかりな気がしている。
そういうのを見ると、新しいものをそう簡単に受け入れられないよ、な古典的日本人の象徴だと思っている。
警戒心は必要だが、寛容さも併せて持てるともっといいのになと。
話が逸れたが、この本は、生活、仕事、買い物、娯楽、教育、医療、寿命、保険、不動産、食料・・などなどあらゆる面での未来予測をしている。
これから加速していく未来の一方で脅威や解決策まで話があるので、読み応えは十分すぎる内容だ。
電子書籍なので物理的な本の厚みはわからないが、まあまあの厚みになるだろうなと想像している(笑)
普段本を読まない人には敷居が高いかもしれないが、「今後」「未来」「将来」に興味がある人は、読んでいていいと思う。
ドラマ
人間に代わり家事や仕事をこなすアンドロイド、"シンス"が普及した世界。ホーキンス一家も一台購入し「アニータ」と名づけるが、彼女の言動に違和感を覚え始める。彼女に隠された真実とは?出演 ジェンマ・チャン, トム・グッドマン=ヒル, キャサリン・パーキンソン
シーズン1~3まであるが、一気に鑑賞するほど面白かった。
鑑賞したのは確か、昨年末から今年初めにかけてだった気がする。
これこそ人間とAIの共存の世界。
そこにはもちろんさまざまな課題があり、人間の醜い部分もよく見える。
このドラマの中では、アンドロイドに意識や感情があるか否か、みたいなところがテーマになっていた記憶だ。
残念ながら、人間とアンドロイドの争いも起きてしまう。
アンドロイドに仕事を奪われてしまった人間。
家族の一員になったアンドロイドと自分の居場所がなくなった人間。
アンドロイドと仲良くなれなかった人間。
それは相手がアンドロイドだからではなく、人間対人間でも似たようなことが起きているんじゃないのかなと思った。
欠点ばかりを挙げたが、アンドロイドが人間の代わりをするのは、もちろんいい点があるからだ。
機械的かもしれないが、正確だし、記憶力抜群だし、検索機能もずば抜けている。
日常のことはほとんどアンドロイドが賄っている世界。
そりゃあ人間がいままでやってきたことやものがアンドロイドに代わっていくわな、と思わざるを得ない場面も多くあった。
近い将来こんな世界になる、とは断言できないが、今のうちから似たような世界観をイメージしておくといいのかもしれない、という意味でこのドラマは面白かった。
prime videoで視聴できる。
まとめ
よくひとりで妄想するのは、空飛ぶ車が見られるのはいつかなーってことだ。
私が生きているうちに目にする日が訪れるだろうか。
海外のほうがその点、早い気がする。
日本だと『規制』とかなんとかで導入するまでに数年かかりそうかな。。
AIとの共存。
もういい加減、共存する方向に頭を切り替えていかないと、人間の仕事はごく少数になっていくのだろうなと、ずっと思っている。
だとしたら、人間は何をするのか。
穏やかに生活する。
これでいいのだ。
仕事をしなくて、家族と日常を楽しむ。
いやいや、仕事しないなら収入源は??と思う人も多いはず。
収入=お金 の世界ではなくなるといいのになと思っている。
例えば、自給自足の生活が当たり前になる、とか。
栄養はサプリから摂る、とか。
健康管理もすべてAIがやっていて、朝起きたら(なんなら寝ているときから)常に身体の状態をチェックされる。
身体の状態に合わせて、食事や飲料を用意してくれて、出されたものを口に入れるだけ。
とかね。
今は病院に行かなければ検査できない、血液検査や尿検査なんかも日常的に自宅で可能になっていて、常用している薬は、ドローンが自宅まで運んでくれる。
とかね。
(つっこみどころ満載かもしれませんが、妄想なのであしからずご了承ください)