新幹線通勤を1カ月やってみた感想。

2023/01/28

日記

t f B! P L
 

こんにちは。

記録的大寒波到来ということで、数日前から、各メディアでは報道がされていました。

いざその寒波到来当日。

見事に予報は的中し、平日のお昼休み中に吹雪を目の当たりにしました。

慌てて、帰りの電車が停止するんじゃないかと社内がザワザワしだしました。

遠方から通勤している私は、早々に退社許可が出まして、早退させてもらいました。


1月も残りわずかですが、この1カ月新幹線通勤をしてきました。

在来線とは違い、高速かつ、通勤手当+手出ししてまでも新幹線を使用するメリットを今回は述べていきたいと思います。


新幹線利用料金



乗車区間は、自宅最寄りの筑後船小屋駅から博多駅です。

停車駅は、久留米駅、新鳥栖駅、博多駅です。

料金は、片道2,390円。往復4,780円。

20日間利用したとすると、95,600円。Σ(・□・;)

そんな馬鹿な。

もちろん定期券購入となるわけです(笑)

JR九州の九州新幹線通勤定期券は、「新幹線エクセルパス」というものです。

乗車区間:筑後船小屋駅~博多駅
料金:58,990円

通常きっぷで、12日間24回乗車した場合、57,360円になるので、20日間乗車する場合は、定期券(新幹線エクセルパス)がお得になります。

ちなみに、新幹線エクセルパスは自由席のみの利用になります。
~エクセルパスのご案内~
エクセルパスは九州新幹線・西九州新幹線・在来線特急列車の自由席に乗車できる定期券です。
通常の定期券に特急料金をプラスして発売します。
今のところ、自由席でも100%着席できています。ありがたい。

乗車時間は、25分です。

新幹線通勤のメリット


乗車区間である筑後船小屋駅~博多駅区間は、JR鹿児島本線の在来線もあります。

似たような時刻着で検索してみると、所要時間は、区間快速で1時間14分。

メリット1:通勤時間の短縮

新幹線:25分
在来線:1時間14分

遠方から通勤するときの苦痛といえば、乗車時間ですよね。

さらに、長時間乗車するために座りたい。

座席確保のために、早くからホームで並ぶ。

すると、自宅を出る時刻はどんどん早くなります。

そういう意味ではドアtoドアの時間は、ざっと1時間14分+20分になります。

さらに博多駅から会社までの時間が10分だとすると、計1時間44分。

それが、新幹線になると、25分(乗車時間)+5分(ホーム待機時間)+10分(博多駅から会社まで)で、計40分。

1時間短縮となります。

往復だと2時間短縮。

1日24時間のうち2時間短縮できるというのはとても大きいです。

メリット2:100%座れる

先述しましたが、座れます。

というのも、筑後船小屋駅というか、九州新幹線通勤している人もいると思うのですが、在来線とは比にならないくらい数えるほどの少なさだと思います。

もっと砕いて言うと、ガラガラです。

なので自由席でも十分なのです。

しかも新幹線の座席はシートも倒せるし、前の座席との間が広いので足も伸ばせる。

なんならスマートフォンの充電だって可能です。

メリット3:運行見合わせおよび遅延が少ない

正直いうと、在来線の遅延または運行見合わせの多さにうんざりしている自分がいました。

信号トラブルや、機械故障、人身事故、救護者救助のため、など。

仕方のないことだけれど、最近は多すぎて、目的地に到着するころにはどっと疲れていました。

その点、新幹線ももちろん遅延はあるかもしれませんが、今のところ、天候不良による(今回の大雪)遅延が初めてかもしれません。


新幹線通勤のデメリット


ここでデメリットも少し述べていきたいと思います。

デメリット1:料金が高い

定期券(新幹線エクセルパス)の料金は、在来線に比べるとかなり高いです。

Σ(・□・;)

区分 乗車区間 1カ月 3カ月 6カ月
九州新幹線エクセルパス
(通勤用)
筑後船小屋~博多 58,990円 172,830円 338,050円
在来線(鹿児島本線) 筑後船小屋~博多 27,680円 78,890円 150,170円
追記:在来線の定期料金を訂正しましたm(__)m

在来線の約2.1倍。

その分、高速、待ち時間少ない、ゆったり座席で着席可能、ほぼ定刻通りの運行という恩恵を授かれるというわけですね。

デメリット2:通勤手当対象外

所属している会社にもよると思いますが、会社には規程というものがあり、もしかすると新幹線通勤は対象外の場合もあるかもしれません。

通勤手当に上限がある場合も然りですね。

その場合は、もちろん自己負担することになります。

デメリット3:ICカード非対応


残念ながら、九州新幹線エクセルパスは、磁気定期券です。

交通系電子マネー(IC)は定期券では使用できません。

今回ビビって1カ月の定期券を購入したのですが、58,990円を常に持ち歩いてるわけで、ぜーーーったいに紛失したくない。

「ポリエステルのびるカードケース」に入れて、通勤バッグに繋いでいます。

iCカードに慣れていたので、改札口をタッチで通過、とはいかなくなりました。

まあ慣れればたいしたことではないのですが、ケースから定期券を取り出して、改札に通す。

出口でまた定期券を受け取り、ケースに入れる。

という動作が必ず必要となります。


九州新幹線つばめ


九州新幹線は『800系』『N700系』という2種類の新幹線があります。

「つばめ」は800系で、博多から鹿児島中央駅まで最速1時間16分ほどで到着します。

朝、博多駅に向かう列車は、N700系「さくら」に乗車しており、この列車は新大阪行きとなります。

帰り(博多駅乗車)の列車が、800系「つばめ」です。



「つばめ」は九州内だけを運行しています。




シートの種類

車内は左右に2列ずつシートがあり、シートは布地だったり、本革だったり、乗る毎または車両によって異なります。

シートの種類は全6種類あるようです。

毎日乗車していますが、ほぼ座ったままで、車内を物色できていないのですが、デッキや通路には、さまざまなディスプレイで乗客を飽きさせない工夫が盛りだくさんです。

停車駅

九州新幹線800系の停車駅は、

博多(はかた)
新鳥栖(しんとす)
久留米(くるめ)
筑後船小屋(ちくごふなごや)
新大牟田(しんおおむた)
新玉名(しんたまな)
熊本(くまもと)
新八代(しんやつしろ)
新水俣(しんみなまた)
出水(いずみ)
川内(せんだい)
鹿児島中央(かごしまちゅうおう)

です。

列車によって停車駅、所要時間は異なりますので事前に確認されることをオススメします。

2023年春

また2023年春のダイヤ改正も予定されているようですので併せてチェックですね。
▸ 運転時刻をパターン化し、わかりやすい時刻に見直します。
▸ 「つばめ」の時刻を見直し、博多駅で「のぞみ」とのお乗り換えをより便利にします。
▸ 「つばめ」の運転間隔を見直し、利便性を向上します。
▸ 「みずほ 600 号」の時刻を見直し、本州方面への利便性を向上します。
また、「みずほ 600 号」の時刻を見直すことに伴い、朝通勤通学時間帯(鹿児島中央発)
の各列車の時刻や運転区間、停車駅を見直します。
▸ 深夜帯の時刻見直しに伴い最終の新幹線「つばめ 343 号」の運転を取りやめます。
現在、「さくら」のうち4往復を毎日運転予定の臨時列車として運転しておりますが、これを変更し、「みずほ」
のうち4往復を毎日運転予定の臨時列車とします。この列車は毎日運転を予定しておりますが、ご利用状況により
運転を取りやめる場合がございます。
引用元:2023年春ダイヤ改正(JR九州ニュースリリースより)

車内販売・グリーン車サービス

車内でアナウンスもされていますが、車内販売はありません。

グリーン車サービスもありません。

座席の種類

800系「つばめ」は、普通車指定席または普通車自由席のみで、グリーン車はありません。

列車によっては全車自由席になることもあります。

N700系「つばめ」は、グリーン車指定席、普通車指定席、普通車自由席となります。

こちらも列車によっては普通車全車自由席になることもあります。

まとめ


言えることは、新幹線通勤は快適そのものだということです。

昨今は、在宅勤務の人も多いとは思いますが、もし出社されている方、出社と在宅のハイブリッド勤務の方は、新幹線通勤というのも選択肢のひとつとして検討されてもいいかもしれません。

もちろん、通勤費が高額になりますので、許容範囲で、です。

ただし、便利な体験をしてしまうと、それまでのものに戻れなくなる可能性は大です。

今回で言うと、在来線通勤に戻れなくなる可能性があるということです。

これは私が、ですね。

往復3時間かけて通勤していたときに戻りたい!と思う人のほうが少ない気がします。

なのでまた1カ月の定期券更新に行くことになりそうです(笑)

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