玄関を開けると、従兄夫妻が立っていた。
この日は少し遅く起きた朝だったが、着替えと洗顔、軽いメイクだけは済ませておいて本当によかった(笑)。
思えばこの夫妻は、我が家を建て替えた際、地鎮祭に来てくださった方々だ。
そして、家が完成してからは今回が初めての来訪だった。
聞けば、「今日、伯母さん(私の母)の月命日やろ。お参りに来た」とのこと。
心の底から嬉しかった。
覚えていてくれたこと、お盆に来られなかったからこそ、せめて月命日に手を合わせたかったという思い。
その気持ちが、ただただありがたかった。
テーブルにつき、夫妻と顔を合わせながらお互いの近況を語り合う。
「何か困ったことがあったら、いつでも相談に来いよ。」
たとえ社交辞令だとしても、この一言を自然に言える人こそが“本当の大人”だと思う。
そしてそれは、相手(私)のことを気遣ってくれている証でもある。
先日、とんでもない家族の件(※過去記事参照)で受けたショックが大きかっただけに、この夫妻の優しさが心に沁みた。
私はきっと、久しぶりに心の底から笑っていたと思う。
これからは、こういう人たちを大切にしていきたい。
そして、自分にも何かできることがあるのなら、誠心誠意、行動とことばで返していきたい。
心から、感謝します。ありがとうございます。