2024年11月23日(土)勤労感謝の日
7年ぶりに、みやま市瀬高町にある清水寺本坊庭園に行ってきました。
<過去記事>
何度も訪れていますが、毎回、勤労感謝の日前後に訪れることが多いです。
今回は、7年ぶりに訪れたことに気づきました。過去の記事にも記録を残しているつもりですが、最近は記事を残すことを怠っていたので、少し不安ではありますが、たぶん7年ぶりだと思います。
今年(2024年)は、夏の暑さが長引き、数週間前まで半袖で過ごすほど暖かい日が続いていました。そのため、紅葉の進行が遅れていることは予想していましたが、それもまた思い出のひとつとして楽しんできました。
結果として、今年は予想通り、まだ青葉が多かったですが、ところどころで赤く色づいている場所もありました。青葉から赤へと移り変わるグラデーションがとても美しく、その現状の景色をしっかりと堪能してきました。
「みやま市 清水寺 本坊庭園」とナビに入力すると、簡単にアクセスできます。
本坊庭園前には大駐車場があり、約150台分の駐車スペースがあります。ただし、時間帯によっては満車になることもあるので注意が必要です。
駐車場には係の方が誘導してくださいますので、安心して停めることができます。
上の画像は、公式HPからお借りしました。
みやま市の清水寺は正式には「本吉山
清水寺」といい、「本吉山」は寺院の格式を示す山号です。
一方で「清水山」は寺が位置する山の名前で、清水山公園として親しまれています。
山号と地名は混同されやすいので注意が必要です。
清水寺は清水山の一部にあり、周囲は清水山公園として整備されています。
福岡県みやま市の清水寺は、天台宗に属し、薬師如来を本尊とする歴史ある静かな寺院です。
一方、京都の清水寺は北法相宗の大本山で観音信仰の寺院。
名前は同じでも、歴史や宗派、雰囲気が大きく異なります。
本坊庭園
駐車場から進んでいくと、すぐに本坊庭園が見えてきます。
山の中に入ると、空気が一変したことがすぐに感じられます。
手入れが行き届いた美しい入口が広がっています。
ここには大イチョウやモミジの木がたくさんあり、ほんの少しだけ色づいている部分もありましたが、まだほとんどの葉が青々としていました。
それでも、全体としては美しい前庭の景観が広がっていました。
拝観料300円を奉納し、いよいよ中へと入ります。
すぐに仏間が広がっており、ご本尊に参拝した後、美しい庭を眺めることができます。
清水寺の「本坊」とは、寺院の中心となる建物がある区域を指します。
本坊は寺院の運営や僧侶の生活の場であり、仏堂や美しい庭園が整備されています。
参拝者はここで静かな時間を過ごすことができ、心を落ち着ける場所です。
何度も参拝しているこの場所で、今回は初めてその詳細な説明を聞くことができました。
山門
本坊庭園を後にし、千体仏堂、五百羅漢、仁王門を過ぎると、石段が見えてきます。
その石段を登ります。
立派な山門が迎えてくれます。
元の文章を整理したものです:
この山門は、延享2年(1745年)に柳川六代藩主・立花貞則が願主となり、京都の大工・高田蕃蒸(ばんしょう)に命じて建立されたものです。本来は「三門」と呼ばれるべきもので、木造の入母屋二層構造。階上と階下の面積はそれぞれ36.3㎡、高さは10.8mです。当時の建築技術の粋を集めて作られ、階上の内部には文殊菩薩、釈迦如来、四天王などが祀られています。建築当初はわずかに傾いていたものの、木材の乾燥と共に垂直に戻ったと伝えられています。また、造営当初は桧皮葺きでしたが、現在では銅板に葺き替えられています。昭和36年には県指定重要文化財に指定されました。ー本吉山清水寺HPより引用
清水寺本堂
石段を登りきると、本堂が見えてきます。
ここで参拝をし、さらに山を登っていきました。
静かな山道を進むごとに、周囲の景色が変わり、視界が開けていきました。
三重の塔
さらに進んでいくと、三重の塔が見えてきました。
周囲は改修工事が行われているようで、一部が工事中でした。
その周辺にはモミジの木がたくさんあり、ちょうど色づき始め頃でした。
第二展望所
さらに登っていくと、第二展望所に到着します。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、ここからは広がる筑後平野やみやま市の町並み、そしてその向こうには有明海や雲仙岳が一望できる絶景が広がっています。
もみじウォーク
毎回、同じ時期に訪れていると先述しましたが、毎年「もみじウォーク」というイベントが開催されています。
今年も「もみじウォーク」と書かれた看板が立てられていました。
その看板に沿って進んでいくと、紅葉の美しい「もみじロード」を歩くことができます。
もみじは、正面から見る美しさも魅力的ですが、実は太陽光が当たっている後ろ側からの姿も大好きです。
光を透かして輝く葉が、とても印象的です。
まとめ
今年の清水寺本坊庭園のリポートは以上です。
いかがでしたでしょうか。
紅葉の色づき具合は、その年の気温によって異なります。今年は夏が長く、気温が高い日が続いたため、紅葉が遅れ気味ですが、その遅れもまた、今の季節の楽しさを感じさせてくれました。
毎回ほぼ同じ時期に訪れているので、過去の記事を参照していただけると、その年ごとの色づき具合がよくわかります。
今回は、初めて姪と二人で訪れました。高校生の姪が興味を持つか少し心配していましたが、その心配は杞憂に終わりました。
本坊庭園に足を踏み入れた瞬間から感動していたようで、自然の美しさを初めて体感したと話していました。しっかりと歩きながら、リフレッシュできたようで、私も同じ気持ちでした。
朝9時に自宅を出発し、清々しい午前中の空気の中、山道を歩きました。身体が温まり、ポカポカした中で冷たい空気を感じることが新鮮で、心がリフレッシュされました。
「また来年も行きたい」と言ってくれた姪の言葉が、何より嬉しかったです。