2023年も残りわずかとなった。
世の中の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。
たくさんの笑顔で家庭が満ちているといいな。
いつもながら、このブログは私の記録と独り言。
2023年総括的な、いわゆる「つぶやき」の長いverである。
家族
今年の5月、母が他界した。
すでに他界した父の元へと母は旅立って行った。
これにより、私の両親はこの世に存在しなくなり、実質私が家を引き継いでいくことになった。
その私自身は、40代独身で、いわゆる「ぼっち」。
幼少期を過ごした実家にいるとはいえ、周りに友人と呼べる人は皆無。
あらためて、両親が築いてきたご近所づきあいがあって、今があることに感謝したい。
親戚づきあいも両親が築いてきた関係があって、たくさん助けていただいたし、温かい目で見守ってくださっていることに感謝したい。
とはいえ、私自身が実家に戻ってきてからの2年間は、私の人生において大きな衝撃だった。
むしろ、私は今までどれだけ母のことを知らなかったのだろうと、見て見ぬふりをしてきたのだろう、と知らされることになったショックが大きかったように思う。
様々なことがあった2年間だったけど、身近にいた母がいなくなったことの寂しさはまだ完全に拭えていないし、今もいつでも涙が出る。
もっとああすればよかった。
もっと優しい言葉をかけてたらよかった。
もっとあちこちに連れていけたらよかった。
後悔ばかりがつのっていく日々。
後悔しても母はもどってこない。
母はどんな娘だったら喜んでくれるだろうか。
私はどんな生き方をしたら安心してくれるだろうか。
そんなことばかりを考える。
家のこと
両親が建ててくれた実家。
父が他界後、母がひとりで守ってきた実家。
その家を私は建て替えることにした。
さまざまな業者さんに見に来てもらい、調査してもらい、建て替えることにした。
母が他界して日が浅いのに、と建て替えることに反対したのは1人だった。
1人以外は全員背中を押してくれた。
「自分がやりたいようにやりなさい」
大半の人に、この言葉をかけてくれたことが心強かった。
動き出した9月。
まずは荷物の整理から始まった。
従兄の協力を経て、残すもの、残さないもの、手放すものの処分を行った。
仮住まいに引っ越しした10月。
空き家になった実家をあとに、仮住まいへ引っ越しをしたが、工事は行われず停滞。
ここから契約に至るまで、壮絶な住宅会社とのやり取りが始まった。
もっというと今現在もそれは進行中。
工事開始は年明け早々。
あとは状況を見守るのみ。
無事に完成を祈るのみ。
なぜ生きるのか
私は独身、年齢的にも出産は見込めない。というか過去に手術をしているので、そもそも子供はできない身体。
そんな私はこれからも生きる意味があるのだろうか。
とこれまでに何度も何度も自問自答してきた。
なんなら今だってそう思っている節はある。
世に言う「うつ状態」だと自覚している。
周りに相談する人がいないとき、気分がどうしようもなく落ち込んだとき、私はいつも本に助けられてきた。
それは自分が読みたいと思った本との出会いだと思っている。
当ブログでも一部記してきたけど、本は人生においてかけがえのない財産だと認識している。
思考のヒントになるという意味だ。
読み、解釈し、自分に当てはめて考える。
そうやって答えを導き出してくれる本との出会いに心から感謝している。
本以外では、人生相談や、経験談を聞かせてくれる親戚にも大感謝している。
つい先日も、親戚の家に訪問し、私が知らない若かりし両親のことや、その人の経験談を聞かせてくれた。
親戚が言った。
「自分のやりたいことをやっていけばいい。周りのことを気にすることはない。」
と。
ハッとした。
そうだ。私は旅をしていたのだ。
いつからだろう、旅をしなくなった。
お城が好きだったじゃないか。
美しい景色を見るのが好きだったじゃないか。
写真を撮るのが好きだったじゃないか。
不器用ながらもDIY、楽しかったじゃないか。
PCデスク周り環境を構築していたじゃないか。
マラソン大会に出場するため、あんなに走っていたじゃないか。
いつの間にか、自分に制限をかけていたことに気が付いた。
思考が内に内に小さい範囲でしか考えられなくなり、ネガティブ思考になっていた。
そして、「なぜ生きるのか」を考えるようになった。
そうではないのだ。
「どうやって、何をして楽しむのか」
それが人生なのだ。
自分がやりたいことをして、とにかく楽しむ、これこそが人生を楽しむということなのじゃないか。
それには必ず人との関わりがあって、笑顔が生まれる。
それこそ私が望んでいることではないか。
2024年
未来のことはわからない。
いつ、どこで、何が起きるかわからない。
心の片隅に備えをして、今を楽しみたい。
美しい青い空を、星が輝く夜空を、希望に満ちた日の出を、美しい一瞬一瞬を噛みしめて、今、生きていることに感謝して、日々を過ごしていきたい。
誰かの役に立てるような行動をしていきたい。
そう思う2023年末。
たくさんの笑顔と愛に満ちた年を迎えられますように。