引っ越ししてから一か月の間に、あれこれと作ったので、そのまとめ記事でございます。
「DIY」と聞くと、なんだか大変そう、と思っていないだろうか。
自分で作るのが面倒な人は、既製品を購入されたほうがいいかもしれない。
料理と同じ感覚だろうか。
食材と調味料、調理器具さえあれば、飲食店で食べるより、うんと低価格で食べられる。
DIYも、木材と工具さえあれば、既製品を買うより、もっと低価格でできるし、理想サイズのものを作れるし、なにより楽しいのだ。
というわけで、偉そうなことを言ってしまったかもしれないが、DIY初心者の私が制作したものをまとめてみました。
DIY
モニター台
上記写真でおわかりいただけるだろうか。
これは、作成後のモニター台。
<材料>
◆焼桐集成材 900*13*200 ×1
◆焼桐ブロック 50*50*50 ×6
◆アイアンペイント アイアンブラック
◆DAISO 木ネジセット69P ケース入
アイアンブラックは、脚の塗装に使用したが、見た目↑やらなくても支障はない(笑)
塗装しなければ、10分程度でできてしまう、超簡単DIY。
ご覧のとおり、デュアルディスプレイにしているのだが、使用していないときのキーボードを格納できるスペースが欲しかったのだ。
このモニターは、モニターアームを取り付けられるVESA規格に対応していない。
ということは、もうモニター台を設置するしか方法は選択肢はなかった。
アイアンペイントと、木ネジセットは家にあるものを使用したので、購入したのは天板に使用した集成材と、脚に使用したブロックのみ。
2,000円くらいで作成できた。
無事にキーボートとマウスも格納できるようになり、デスク上が広々使えるようになった。
◆作っている過程など詳細はこちら(動画)↓をご覧ください。
ハンガーラック
2021/10/31撮影 |
といっても、やろうと思えば1日で完成してしまう簡単かつ頑丈なもの。
<材料>
◆ツーバイフォー 1600mm 1本
◆ツーバイフォー 1200mm 4本
◆ソーホースブラケット 2個(1セット)
◆ワトコオイル(ダークウォルナット)
└お家にあったもの。まだ使い切りませんでした。
◆パイプ 1本
└引越前のお家で使用していた物干し竿
◆ブラケット通し 32mm 2個
◆軍手
制作したのは、確か9月で残暑厳しい中だった。
自宅ガレージで制作していたので、汗まみれかつ、その辺に蚊がブンブン飛び交ってる中だった(笑)
ツーバイフォー材に塗装したので、2日間かけての制作となったが、塗装せず木材そのままでよければ、本当に1日で制作できると思われる。
肝は「ソーホースブラケット」。
これに木材をはめて固定するというものだ。
ソーホース=馬脚
今回はハンガーラックとして使用したが、それ以外にもPCデスクやDIY作業台、お店の看板、物干し台などなど使用用途は無限大。
いずれも使用しないときは簡単に取り外しもでき、倉庫などに格納できるのもポイントだ。
あとはツーバイフォー材の長さをどれくらいにするかで、完成したときの大きさが変わってくるので、用途に応じて、ホームセンターで木材カットしてもらうといいだろう。
なぜか、実家には物干し竿がたくさんある(笑)
で今回は、その余っている物干し竿を使用した。
といっても以前の自宅で使用していたもので、まだまだ綺麗だったし使えそうだったので購入履歴を確認し、パイプの直径を確認した。
すると、32mmのものでいけることがわかったので念のため3個購入した。
だが実際は、2個で十分だと思ったので、1個は余ってしまった。。
◆作っている過程など詳細はこちら(動画)↓をご覧ください。
収納棚1
次に制作したのは、「タオル収納棚」。
一人暮らしをしていたときに使用していたタオル達だ。
実家でももちろんタオルはたくさんあるのだが、ここは自分好みのタオルを使用したいところ。
本来は、洗面所などに置いておくものだろうが、家族が既に使用中で自分のタオルを収納するスペースなどあろうはずがない(笑)
というわけで、ワークスペースにしている部屋の押し入れを見つけた。
家族曰くここは家を建築するときに、大工さんが取り付けてくれたものらしい。
とはいえ、全然使用されていなかった模様だったので、ここを使わせてもらうことにした。
奥行40cm弱。高さは120cm。
低予算かつこのスペースに入るもの。
色々探したが自分の予算と好みのものが見つからなかったので作ることにした。
DIYといっていいのか、と思うほど簡単にできる棚。
<材料>
◆桐すのこ 5枚 75cm*33cm*3cm
◆木工用ボンド(速乾タイプ)
└お家にあったもの
「すのこ」は、近くのディスカウントストアで買ってきたもの。
2枚入りで498円。
これを3つなので、1,494円で制作できたことになる。
実際使用するのは5枚なので1枚余ることになるが、「すのこ」といえば、押入れの布団格納など使い道はたくさんある。
作り方は写真のとおりだが、
1)両サイドに1枚ずつ立てる
2)下段、中段、上段にそれぞれ1枚ずつ「すのこ」をボンドでくっつける
以上。
10分もあれば完成する。
ボンドだけでは不安だったので実は、目立たないくらい細い釘を、2)の棚板となった「すのこ」と、1)のひっかける「すのこ」に打ち付けた。
ご想像のとおり、強度は低めなので、タオルなど軽いものを収納するにはもってこいだ。
上段には、軽めのバッグと、常備しているマスクなどを置いてみた。
ネット上で今回購入したものと同じサイズの「すのこ」を検索したのだが、信じられない値段で販売されていたので、ここでリンクの紹介は割愛とさせていただく。
「すのこ」は割とあちこちで販売されているので、ちょっと足をのばして実店舗で購入したほうがいいかもしれない。
これもウッドショックの影響なのかは不明だし、そんなに需要があるものとは思えないのだが。。
収納棚2
2021/10/31撮影 |
また作った収納棚(笑)
こっちが本命だ。
引っ越しで持ってきた衣装ケース置き場がなく、適当に置いていたのだが上部スペースに物を置けなかったので、おもいきって棚を制作してみた。
<収納棚DIY材料>
・ワンバイフォー 1640mm 5本
・ツーバイフォー 450mm 6本
・ツーバイフォー 405mm 6本
・コースブレッド ブラック 65mm
・ワトコオイル(ダークウォルナット)
・ターナーアイアンペイント(アイアンブラック)
・角利 サンドリー(SUNDRY) 木工・樹脂用ドリル刃セット 10本組 SDR-38
・軍手
DIYも数を重ねるたびに上達していくんだと思う。
今まではなんとなくこれくらい、で木材を調達していたが、きちんとサイズを計測し、設計図を書いているとイメージしやすくなるのでオススメする。
私が書いた設計図(笑) |
設計図といっても、最低限自分がわかればいいのだ。
ホームセンターでは木材カットをしてもらうので、この長さが何本必要だから、何フィートを何本という計算を店員さんがしてくれた。
ちなみに、この設計図を店員さんに見てもらいつつ、となる。
本来はそこまでしていくと尚いいだろう。
自宅に木材カット機材をお持ちの方は特にそういう計算をされているのだと推測する。
ホームセンターにもよると思うが、木材カットサービスをやっているところが多い。
金額はホームセンターによって異なると思うが1カット30~50円ほどだ。
さて、今回の棚だが、口型の脚の上に天板を載せる、というものだ。
脚はアイアンペイントで黒く塗装。
天板はワンバイフォー材を5つ並べて裏で固定し、1枚の天板とした。
欲をいえば、床側に棚をもう一段作り、ロボット掃除機が入るスペースを空けておきたかった。
まあ今からでもやろうと思えばできるが、一旦はこれで良し(笑)。
今回、新たに購入したものが2つある。
まずはビス。
これもホームセンターに足を運び、ものすごくたくさんあるビスの中から選ぶのに時間を要してしまった。
世の中にはこんなにたくさんの種類のビスが存在するのだなと。
そしてこれらを大工さんたちは必要に応じて活用されているのだなと勉強になった。
2つ目はドリル刃セット。
電動ドライバーは、以前購入していたIKEAのスクリュードライバー(7.2V)を使用している。
ドリル刃も2本ほど付属されているのだが、以前このドリルが折れてしまった。
まあ本格的な電動ドライバーではないので、IKEA商品を組み立てるときに使用する分には問題ないのだと思うが、今回のようながっつりDIYには向いてないのかもしれない。
というわけで、購入したドリル刃セットに付け替えてドライバーを使用した。
これがものすごく効果があった。
ドリルは、ビスを打ち込む前の下穴をあける際に使用する。
これをやっているといないではビスの入り方が雲泥の差。
なのでドリルはかなり重要なのだ。
7.2Vというドライバーなので、パワー不足はわかっている。
新たに購入したドリルで下穴をあけたところ、入りにくかったビスもすんなりと入っていくことができた。
◆作っている過程など詳細はこちら(動画)↓をご覧ください。
まとめ
というわけで、引っ越しして早々にいくつかDIYをしてみたよ、の記事でした。
昨今はウッドショックの影響で木材の値段が高騰している。
これはDIY初心者の私でも実感できる。
ホームセンターによって値段の差が結構あるみたいなので、最寄りに複数ホームセンターがある人は、比べてみてもいいかもしれない。
ツーバイフォーやワンバイフォーなどの木材は、割安で用途も多く、必要な長さにカットして目的のDIYに使えるので、DIYerにとってはウッドショックによる高騰はなかなかの痛手かもしれない。
とはいえ、既製品の家具を買うよりは割安だし、理想サイズのものを作れるし、何より制作過程のワクワク感と完成したときの達成感は何物にも代えがたい。
ウッドショックが落ち着くまでは控えたいと思う人も多いだろう。
そんな人には、古材を使うというのも手かと思う。
文字のとおり、古い木材だ。
自宅に余っている木材、使用していない家具をバラしてその木材を使う、のもアリ。
近くに家具屋さんや、材木屋さんがある人は、捨てる木材(端材)を貰う、のもアリ。
アイデアや工夫次第で、唯一無二の家具ができる。
不器用な私でもやればできることを実感しているのだから、もの作りにチャレンジしてみるのはオススメです。