司馬遼太郎さんが亡くなられてから、2016年で20年。
そういうわけで、うれしくなるほど番組が録画されていて、
(「司馬遼太郎」というワードで録画されるように設定しています。)
ようやく少しずつ見始めたので、記録として残しておきます。
■プレミアムカフェ 司馬遼太郎”アメリカ素描”を行く
NHK BSプレミアム(2016年2月26日(金)放送)
視聴者からの反響が大きかった番組をもう一度放送します、という番組。
NHKではこれまで司馬遼太郎さんに関する数々の番組を放送してきました。
「竜馬がゆく」をはじめとする大河ドラマ、そしてNHKスペシャル「街道をゆく」は大きな反響を呼びました。
日本の歴史を舞台にした多くの作品を発表し続けてきた司馬さん。
今回お届けするのは「司馬遼太郎”アメリカ素描”を行く」です。
『アメリカ素描』は、今から30年ほど前の1984年に、司馬さんが初めてアメリカを訪れて、超大国アメリカとは一体どんな国なのかを考え綴ったエッセイです。
番組は、『アメリカ素描』に書かれた旅をあらためて辿ったものです。
ということで、番組初回放送は2003年。
私はもちろん初めて見たのですが、日本の歴史に興味を持ったのは司馬作品がきっかけと言っても決して過言ではありません。
それほど司馬作品に魅了され、
司馬さんに興味を持ち、
司馬さんの取材量の膨大さを知れば知るほど圧倒され続けているのですが、
日本各地に足を運ばれ、
歴史を私たちに伝えてくれていた司馬さんが初めてアメリカを訪れた場所をあらためて辿っていくとはなんとも興味深い番組でした。
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アメリカ人が自国のことを「the States」と呼んでいることに関心があった。
合衆国という簡略語である、といってしまえば、それで終いだが。
私の感覚には五感として、「私の人工的な国家は」と言っているようについ響いてしまう。
法で作られたる国、という響きである。
言い換えれば、「文明」という人工でできあがった国、という言葉に違いない。
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司馬作品はものすごくたくさんあるのですが、
私はまだそのほんの一部しか読み切れておらず、
この『アメリカ素描』もまだ読んでいません。
ですが、司馬さんが見たアメリカという国、
これからの日本とアメリカの役割という視点で、
私は偉そうなことは全く言えないけれど、
日本人としてどういう思考で行くべきなのか、
国関係なく、21世紀をどう生きていくべきなのか、
そんなことを司馬さんは言いたかったんじゃないかなと感じました。
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