朝方4:00。
暑さなのか、心が落ち着かなかったのか目が覚めた。
まだ眠たかったけど、そのまま起きた。
シャワーを浴びて目を覚ます。
先日、父の命日だった。
毎年お墓参りに行っているけど、今年は大雨でリスケした。
そして今日はそのリスケした日。
お墓参りに行く。
行きの車の中では、親戚のことで怒りが爆発した。
ひとりで運転している車の中で、声に出して感情をぶつけるほど気持ちが荒れていた。
※前回、前々回記事参照。
お墓に到着し、法要を終えたあと、墓石を掃除して水をかける。
「いろいろあったけど、これから気持ちを新たにがんばります」
そう報告しながら手を合わせた。
帰り道ではまた少しモヤモヤが戻ってきたけれど、もういい。
一旦忘れることにして、母がお世話になっていたご近所の方に渡すお土産を買って帰宅した。
午後、その人のお宅にお土産を届けに行った。
母が元気だった頃、一緒に出かけたり、よくうちに来てくれたりしていた人。
母が入院してからも何度も様子を見に来てくださっていた。
お家を訪ねるのは初めてだったけれど、無事にお土産を渡して「また来ますね」と言えた。安心した。
帰宅後、少しソファーに横になったら、すぐに眠ってしまった。
雷の音で目が覚める。外は雨。空の半分は晴れて、もう半分は黒い雲。
しばらくしてウッドデッキに出ると、虹がかかっていた。
眺めていると、少しずつ消えていく。
虹が消える瞬間を見たのは初めてだった。
気分がスッキリして、喉が渇いていることに気づく。
冷蔵庫から、お墓参りの帰宅道中で飲んでいたペットボトルの残りを取り出し、一気に飲んだ。
体に水がしみわたる感覚。
怒りやモヤモヤで始まった一日だったけれど、
お墓参りをして、ご近所の方にお土産を渡し、最後に虹を見送った。
「もう今日はこれでいい」
そう思えた一日だった。