あっという間に、7月中旬。
少し前までは庭作りを意気込んでいましたが、人工芝のDIYを終えたところで、少し落ち着きました。
ご近所の方から新築祝いとして、立派なアンスリウムをいただきました。
それから家の中の観葉植物にも目を配り、剪定や鉢の植え替えなどを行いました。
我が家にはかれこれ10年以上モンステラがいますが、2020年からデリシオーサをお迎えして育てています。
記録も兼ねて、今回は我が家のアロイドたちを紹介します。
アロイドとは
アロイドとは、サトイモ科の植物の総称です。
「アロイド」と呼ばれるサトイモ科の代表的な属や品種をツリー構造で表現すると以下のようになります。
アロイド(サトイモ科、Araceae)├── モンステラ属(Monstera)│ ├── モンステラ・デリシオーサ(Monstera deliciosa)│ ├── モンステラ・アダンソニー(Monstera adansonii)│ ├── モンステラ・オブリクア(Monstera obliqua)│ └── モンステラ・ペルツーサ(Monstera pertusa)│├── アンスリウム属(Anthurium)│ ├── アンスリウム・アンドレアナム(Anthurium andraeanum)│ ├── アンスリウム・クラリネルビウム(Anthurium clarinervium)│ ├── アンスリウム・シルバーブラッシュ(Anthurium crystallinum 'Silver Blush')│ └── アンスリウム・ビッチ(Anthurium veitchii)│├── フィロデンドロン属(Philodendron)│ ├── フィロデンドロン・バーキン(Philodendron 'Birkin')│ ├── フィロデンドロン・インペリアルグリーン(Philodendron 'Imperial Green')│ ├── フィロデンドロン・ブラジル(Philodendron hederaceum 'Brasil')│ ├── フィロデンドロン・グロリオーサム(Philodendron gloriosum)│ └── フィロデンドロン・メラノクロミス(Philodendron melanochrysum)│├── スパティフィルム属(Spathiphyllum)│ ├── スパティフィルム・ウォールシー(Spathiphyllum wallisii)│ ├── スパティフィルム・パール(Spathiphyllum 'Pearl')│ └── スパティフィルム・センサーション(Spathiphyllum 'Sensation')│├── アグラオネマ属(Aglaonema)│ ├── アグラオネマ・コマタム(Aglaonema commutatum)│ ├── アグラオネマ・シルバークイーン(Aglaonema 'Silver Queen')│ ├── アグラオネマ・レッドバイカラー(Aglaonema 'Red Bicolor')│ └── アグラオネマ・ピクタム(Aglaonema pictum)│├── ディフェンバキア属(Dieffenbachia)│ ├── ディフェンバキア・セグイヌ(Dieffenbachia seguine)│ ├── ディフェンバキア・アメオナ(Dieffenbachia amoena)│ └── ディフェンバキア・カミッラ(Dieffenbachia 'Camille')│├── アルカシア属(Alocasia)│ ├── アルカシア・アマゾニカ(Alocasia amazonica)│ ├── アルカシア・ポリ(Alocasia 'Polly')│ ├── アルカシア・レギネー(Alocasia reginula)│ └── アルカシア・ミクロリザ(Alocasia macrorrhizos)│├── コロカシア属(Colocasia)│ ├── コロカシア・エスクレンタ(Colocasia esculenta)│ ├── コロカシア・ブラックマジック(Colocasia 'Black Magic')│ └── コロカシア・イラストリス(Colocasia 'Illustris')│├── ザミオクルカス属(Zamioculcas)│ ├── ザミオクルカス・ザミフォーリア(Zamioculcas zamiifolia)│ └── ザミオクルカス・リフィフォリア(Zamioculcas 'Rough')│├── ドラセナ属(Dracaena)│ ├── ドラセナ・サンデリアナ(Dracaena surculosa)│ ├── ドラセナ・マッサンゲアナ(Dracaena massangeana)│ └── ドラセナ・フラグランス(Dracaena fragrans)│└── クロトン属(Codiaeum)├── クロトン・ペトラ(Codiaeum variegatum 'Petra')├── クロトン・ガーディアン(Codiaeum 'Gold Dust')└── クロトン・ナバラ(Codiaeum 'Nabari')
アロイドの育て方とコツ
- 光: アロイドの多くは間接光を好みますが、種類によっては直射日光も耐えるものがあります。日光が不足すると成長が遅くなるので、できるだけ明るい場所に置きましょう。
- 水: 適度な水やりが必要です。土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、根腐れを防ぐために水はけの良い土を使うことが重要です。湿度も高めに保つと良いでしょう。
- 温度: 多くのアロイドは温暖な気候を好みます。冬は特に寒さに注意し、15度以上を保つようにします。
- 肥料: 成長期には月に1回程度、観葉植物用の肥料を与えると良いです。冬は肥料を控えめにします。
- 病害虫: アロイドは比較的病害虫に強いですが、アブラムシやハダニが発生することがあります。定期的に葉の裏側もチェックし、見つけたら適切な対策を施しましょう。
アロイドの多くは初心者にも育てやすいですが、品種によって少しずつ育て方に違いがあります。詳しくは各植物の特性に応じて調整することをおすすめします。
それでは、我が家のアロイド達を紹介していきます!
モンステラ・デリシオーサ
2020年8月 |
2022年7月 |
デリシオーサは、モンステラの中で最も葉が大きくなる種です。
環境によりますが、全体では最大で2-3メートルほどにまで大きくなると言われています。
葉の大きさも50-90センチメートルほど。
野生だと1メートルほどの葉になることもあるようです。
大きい観葉植物を室内で育てている写真や映像を見ると、圧倒されますよね。
葉に切れ込みが入ったエキゾチックな植物は、たくさんの人を魅了しています。
そんなデリシオーサは、我が家でもぐんぐん成長してくれました。
2024年5月 |
引っ越し後、しばらくはテレビサイドに2鉢置いていました。
しかし、さすがに鉢が大きくなりすぎて、水やり時の移動が大変だったので、10号から7号へ鉢下げと剪定をしました。
2024年7月 |
コンパクトになってスッキリしました。
鉢カバーは多々あるのですが、この時期は暑く、蒸れが気になるので、スリット鉢にして、通気性を上げています。
寒くなってきたら鉢カバーに入れる予定。
この時期は見た目より環境重視。
新芽が出てきたら植え替え成功の証。
どうか根付きますように。
安定したら、モスポールで育てる予定です。
アンスリウム
アンスリウムも、モンステラ同様サトイモ科に属しています。
美しい花と光沢のある葉が特徴です。
アンスリウムにもいくつか種類があるようです。
これは恐らく、アンスリウム・アンドレアナムという一般的な種ではないかと推測。
色もさまざまなバリエーションがあるようです。
赤・白・緑・オレンジ・紫・黄色などなど。
今回頂いたのはピンク。
部屋のインテリアがグレーやウォールナットなど落ち着いた色の中で、鮮やかなピンクはまさに華。
アンスリウムの花は、鮮やかな色の「苞葉(ほうよう)」と、その中心に密集した小さな花を持つ「肉穂花序(にくすいかじょ)」で構成されています。苞葉は観賞用で、色や形が品種によって異なります。
アンスリウムは、大きくなると最大90センチメートルくらいまで大きくなるようです。
葉は、30センチメートル。
我が家のアンスリウムの葉は最大で、
23センチメートルでした。
花が咲いてすぐは、鮮やかな色をしていて、1カ月以上持ちます。
だんだん色が緑っぽくなっていきます。
不思議ですよね。見た目もわかりやすくて育てやすい。
色が変わってから少しして、剪定しました。
剪定して処分するにはもったいなさすぎて、水挿ししてみました。
これでも既に数週間経過していますが、まったくしおれることありません。
素敵すぎる。
フィロデンドロン・バーキン
フィロデンドロン・バーキンは、濃緑の葉にクリーム色の縦縞模様が美しい観葉植物です。
葉の色合いは季節や光の条件によって変化し、インテリアに華やかさを加えます。
成長すると、高さ30〜60cm、幅もそれに応じて広がります。
コンパクトなサイズで育てやすく、初心者にも適しています。
室内の明るい場所を好み、適度な水やりと湿度が必要です。
このバーキンは、ネットで注文しました。
100円ショップのダイソーでも販売されていたようですが、近所のダイソーにはなかったので、ネットで購入しました。
1,400円。
遠くからの配送だったのもあり、到着時には少し弱っていたように感じました。
すぐに水をやり、痛んでいた葉も剪定し、様子を見ているところです。
バーキンは、この葉の縦縞模様の美しさが最大の魅力です。
成長は比較的遅いようなので、長い目で楽しんでいきたいと思います。
フィロデンドロン・インペリアルグリーン
フィロデンドロン・インペリアルグリーンは、深い緑色の大きな葉が特徴の観葉植物です。
葉は光沢があり、幅広で美しい楕円形をしています。
成長すると、高さは約60〜90cm、幅は同程度に広がります。
室内の明るい間接光を好み、適度な水やりと湿度が必要です。
比較的丈夫で育てやすく、インテリアに落ち着いた雰囲気を加えます。
フィロデンドロン・インペリアルグリーンは、バーキンと同時期にダイソーで購入しました。100円。
緑が鮮やかで見ていて気持ちがいいです。
購入時より少し大きくなった気がします。
ただ、このインペリアルグリーンも成長速度は比較的遅めだそうです。
室内だとさらにゆっくりと成長していくそうです。
年間で10-15cmほどの成長が一般的で、健康な状態を保ちながら徐々に大きくなる、とのこと。
適切な光と水分を与えれば、安定した成長が期待できます。
気根(空中根)が出てきたのを発見。☝
嬉しいですね。
バーキンと、インペリアルグリーンは、鉢を透明鉢にしました。
根が張っていくのを確認したかったためです。
インペリアルグリーンは、根付いてきたらモスポールで育てる予定です。
モスポール仕立て
モスポールは、観葉植物の成長をサポートするためのツールです。一般的には、木製やプラスチックの柱に湿ったココナッツファイバーや水苔を巻き付けたものです。
表面は少し粗い素材でできており、植物の根が絡まりやすくなっています。アロイドの中でもつる性の品種や空中根を持つ品種は、気根を伸ばす習性があり、モスポールを使ってこれらの気根を支えることができます。
例えば、モンステラ・デリシオーサやフィロデンドロン・ブラジル、フィロデンドロン・インペリアルグリーンなどが、モスポールに向いている品種です。
モスポールに絡ませることで、植物が上に向かって成長しやすくなり、葉もより大きく、健康的に育ちます。
挿し木
実は庭では、モンステラ・デリシオーサの挿し木を2鉢育てています。
芽が出るまではドキドキしていました。
梅雨で長雨にさらされたのもあり、どうなるかと思っていましたが新芽が出てきてくれましした。
今はこの写真からさらに成長しています。
まとめ
植物は喋りません。
喋らないからこそ、日々のお世話で反応があるととても嬉しく感じます。
水やりの頻度や剪定など、過保護になりすぎても弱るし、多少の放置プレイも必要です。
それって子どもと似ているなーとも思うのです。
葉を見ているとその状態はなんとなくわかってきます。
ものすごく水を欲していて、水をやったあとはピンと張った瑞々しい葉になります。
今回はアロイドに特化して記事を書きましたが植物全体に言えることかと思います。
植物とのコミュニケーションですね。
なんてことを言っていますが、私はまだ未熟です。
植物は奥が深いのです。
失敗することもあるけれど、経験を重ねて学び、諦めずに復活させることも可能だと思っています。
先述したモスポールは、未経験の域です。
ですので、モスポールを仕立てられるようになるまで成長をしっかり見届けていきたい。
そのときにまた記事にしようと思います。
参考
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