『夢をかなえるゾウ1』
著者:水野 敬也
ジャンル:文芸作品
発売日:2020/07/09
2007年飛鳥新社から出版発売されて以来、大ベストセラーの本作。
版権取得した文響社が引き継ぎ販売していくことになった、とのことです。
→note 「『夢をかなえるゾウ④』文響社から発売です。」より
著者プロフィール
愛知県生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒。
著書に『夢をかなえるゾウ』シリーズ、『人生はニャンとかなる!』シリーズほか、『運命の恋をかなえるスタンダール』『顔ニモマケズ』『サラリーマン大喜利』『神様に一番近い動物』『たった一通の手紙が、人生を変える』『雨の日も、晴れ男』『四つ話のクローバー』『ウケる技術』など。
また、鉄拳との共著『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、恋愛体育教師・水野愛也として『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、映像作品ではDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐にわたる。
―引用元:本書より
Twitter → @mizunokeiya
公式ブログ → ウケる日記
読んでみての感想
タイトルは知っていたんです。
なんなら、既読本だと思っていました。
ページをめくってみたら、未読なことに気がつきました。
ということで、感想。
自分を変えたい、と思っているサラリーマンのもとに突如現れたガネーシャ。
物語は、このガネーシャへ「教え」を乞うたサラリーマンが、『課題』を実践していく日々が描かれている。
たくさんのビジネス書や自己啓発本で書かれている内容なのかもしれない。
本書でも登場するが、本は読んだときに頭では理解するけど、一時的なことで翌日になったらもう忘れていることがほとんどなんじゃないか、と。
誰もが聞いたことがあるような偉人の話や、噛み砕いた説明を、面白おかしく話してくれるガネーシャの言葉がとてもわかりやすかったです。
行動する
やはりここでもガネーシャは熱く説いていました。
「ほなら逆に聞きたいんやけど、自分のやり方であかんのやったら、人の言うこと素直に聞いて実行する以外に何か方法あんの?」うぐぐ・・・・。「それでもやれへんていうのは、何なん?プライド?自分の考えが正しいに違いない、いうプライドなん?」
「成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか」
ガネーシャは、インドの神様ですが、なぜか関西弁です。
この関西弁がなぜか親近感が湧きます(笑)
ガネーシャは、次々に課題を出していきます。
その課題は、読者にも実践していけるように書かれていました。
当たり前のことかもしれないけど、なぜそれをしたほうがいいのかという明確な理由をガネーシャはわかりやすく教えてくれていました。
「そうや。自分から世の中に働きかけるんやのうて、自分の周囲に『反応』しとるだけなんや。
親から言われて勉強して、みんながやるから受験して、みんなが就職するから就職して、上司から『これやっとけ』言われるからそれをやって、とにかく反応して、反応し続けて一生終えるんや。
そんなんで、自分の人生手に入れられるわけないやんか。
自分の人生手に入れとるやつらはな、全部自分で考えて計画立てて、その計画どおりになるように自分から世界に働きかけていくんや。分かるか」
数々の名言が登場しました。
もう全部書き留めていきたい。
関西弁ですが、説得力満載です。
「素直に聞く」「素直に実行する」ここがポイントです。
課題は難しいことはほとんど書かれていない。
なのに、できていないのはどうしてだろう。
この課題をクリアするだけで、今の自分を変えられるかもと思いました。
その「課題」が気になる方はぜひ本書をお読みください。
最後に、「ガネーシャ名言集」があります。
これはもう読者の思いをわかってくださっていますね。ありがたい。
「夢をかなえるゾウ」はシリーズとなっていまして、最新版は、「夢をかなえるゾウ4」です。
本作はシリーズ1作目。
このまま、2作目を読んでみようと思います。
Kindle unlimitedだと、1~3作目は無料で読めるのでお得だと思います。
参考
↓左:文庫
↓↓右:Kindle版(電子書籍)