『僕たちはもう働かなくていい』
著者:堀江 貴文
ジャンル:社会学
発売日 : 2019/2/1
著者プロフィール
1972年、福岡県生まれ。
実業家。
SNS media&consulting株式会社ファウンダー。
ライブドア元代表取締役CEO。
東京大学在学中の96年に起業。
現在は、ロケットエンジン開発やさまざまな事業のプロデュースなど多岐にわたって活動。
会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」や有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」も多数の会員を集めている
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
WEBサイト:ホリエモンドットコム
Twitter:@takapon_jp
YouTube:堀江貴文 ホリエモン
本書の目次
はじめに
第1章 AIから目を背けるバカとはつき合うな
第2章 AIロボットで「多動力」を発揮する
第3章 パーソナルモビリティは”スマホ化”する
第4章 「無人化時代」はチャンスに変えられる
第5章 リデザインされる世界をどう生きるか
おわりに
読んでみての感想
2019年に発売された本書を今読んで、大丈夫だろうか。
大丈夫だろうか、というのは、情報が古いことはないだろうか。
という意味です。
そんなことは心配無用でした。
堀江さん(以下、ホリエモン)の本はいつも、自分に喝を入れてもらっている気がします。
2020年の今でも知らないことがありましたが、噛み砕いて説明されているので、とてもわかりやすかったです。
「現状の仕事がAIに奪われ、いずれ私たちの仕事はなくなる」
このようなことは数年前から言われていて、
どんな業種が、どんな職種がなくなるのか、
どんな業種が、どんな職種が生き残るのか、
みたいな話ばかりが世間では出ていましたが、そうじゃないんだって。
AIやロボットの話なんて、自分には無関係だと高をくくってはいないだろうか?大きな間違いだ。
今読んでみての私の思いはこうです。
(声を大にして言いたいくらい)同感です!
特に2020年の今、細かい部分では、少し変わったこともあるかもしれない。
だけど概ね、納得のいくことばかりでした。
「働き方改革」とはなんなのか。
この仕事、本当に人間がやらなければならない必要なことなのか。
組織に委ねていた人生は、今後は「個」で形成していける時代なんだ、とあらためて思いました。
これから先、私たちが目にしたり体感したりするであろうことも、イメージしやすかったです。
近い将来のことが気になる方は、読んでみると、少しでもイメージできるかもしれません。
AIと人間の共存
人間はAIといかに共存していくかを考えていくべきだとこの数年ずっと思っていました。
私は、コミュニケーションこそ、最後まで人間が担うべき役割だと考えているが、一定数「人間とはコミュニケーションしたくない」人たちが存在するのも事実だ。
そう。
私はその一定数側の人間かもしれない。
いずれはaiboとともに生活して生きたい、と数年前から公言していました。
人間とのコミュニケーションによるストレスを感じることがとても多い。
もちろん、人間との会話をしたくないわけではないですよ。
年齢を問わず、さまざまな理由で一人暮らしをしている方は多いと思います。
一人暮らしではないとしても、AIとの共存によって心豊かに穏やかな日々を送れるんじゃないかとさえ思います。
大事なことなので、何度でも言います。
行動しよう。
いや、具体的に何をすればいいの?
自分に聞いてみよう。
「何がしたい?」
あらためて、そんなことを思った本でした。
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