日本は、「平成」という時代が本日終わります。
先日皇居を見学した際、
天皇皇后両陛下の即位30年記念展も拝見させていただきました。
両陛下の国民に寄り添われているお姿を拝見するたびに、
心が救われました。
「平成」は、どうしても災害が多かった時代という印象が先頭にたちますが、
私自身でいうと、
昭和64年/平成元年(1989年)14歳
平成31年/令和元年(2019年)44歳
になります。
思春期から青春とともに、社会に出て、
まだまだ知らないことも多いけれど、
世の中のことをたくさん知り、経験させてもらい、
すっかり大人になりました。
人並みに結婚して、子供を授かることはできなかったけれど、
(つまり、未だ独身だってこと)
だけど、今また東京というところで、お仕事させてもらってます。
災害こそ多くなりましたけれど、
平和な世の中で生活ができていること、
「平成」という時代に、
天皇皇后両陛下に、
心から感謝申し上げます。
歴史を振り返ると、
天皇は、お顔を見ることがごく限られた人のみで、
お声さえ聞くことさえできない時代もあったことを思うと、
今は、
「国民の安寧と幸せを祈ること」
「人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うこと」
前者は法的には根拠のない宮中祭祀(さいし)を、後者は被災地訪問や慰霊の旅を指しているといえます。
~「歴史から見る天皇制 桐山桂一・論説委員が聞く」より引用~
とあるように、特に被災地訪問では、
自ら床に膝をつかれ、被災者の方々にお声をかけられるお姿を見て、
涙が出る想いでした。
そして平成最終日の本日は、諸々の退位の儀式が行われまして、
本当に平成最後の「天皇陛下のおことば」をリアルタイムでテレビ鑑賞しました。
安倍晋三首相の国民代表の辞の全文は次の通り。
謹んで申し上げます。
天皇陛下におかれましては、皇室典範特例法の定めるところにより、本日をもちまして御退位されます。
平成の30年、「内平らかに外成る」との思いの下、私たちは天皇陛下と共に歩みを進めてまいりました。この間、天皇陛下は、国の安寧と国民の幸せを願われ、一つ一つの御公務を、心を込めてお務めになり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たしてこられました。
我が国は、平和と繁栄を享受する一方で、相次ぐ大きな自然災害など、幾多の困難にも直面しました。そのような時、天皇陛下は、皇后陛下とご一緒に、国民に寄り添い、被災者の身近で励まされ、国民に明日への勇気と希望を与えてくださいました。
本日ここに御退位の日を迎え、これまでの年月を顧み、いかなる時も国民と苦楽を共にされた天皇陛下の御心に思いを致し、深い敬愛と感謝の念を今一度新たにする次第であります。
私たちは、これまでの天皇陛下の歩みを胸に刻みながら、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていくため、さらに最善の努力を尽くしてまいります。
天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願ってやみません。
ここに、天皇皇后両陛下に心からの感謝を申し上げ、皇室の一層の御繁栄をお祈り申し上げます。
~『「深い敬愛と感謝の念、新たに」 首相が国民代表の辞』より引用~
天皇陛下が退位礼正殿の儀で述べられたお言葉は以下の通り。
今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。
ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。
即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
~『「国民に心から感謝」 天皇陛下の最後のお言葉全文』より引用~
歴史的瞬間を、
天皇陛下のおことばをリアルタイムで見たのは実は初めて。
テレビで見てるのに、緊張しました。
平成の終わりに、先日は再び皇居を訪れることができて、本当によかったです。
平成、ありがとうございました。
天皇皇后両陛下、ありがとうございました。
明日から新時代「令和」。