桜咲き誇るこの季節に、どうしても行っておきたかった熊本城。
ついにその日がやってきました。
昨年12月、冬の冷たい雨の中訪れて以来(2012-12-23)ですが、
今回は、その前回とは違う面をたっぷり堪能してまいりました。
熊本城については、ご存知の方も多いでしょうし、
概要をここで書くのは今回は省略します。
市電の熊本城前駅で降車するとすぐに、長掘通りというところに出るのですが、
そこでこの日本一長い、長塀(国指定重要文化財)が見えました。
おぉぉぉぉぉぉ~!
私今まで、熊本城へは車で行っていたので、ここを通るのは初めてだったんですよね。
よって、この長塀を見るのも初めて。
堀沿いは桜並木になっていて、とーーーーっても綺麗でした。
行幸橋を渡り、行幸坂をのぼり、頬当御門を通り過ぎ、
まずは↑加藤神社へ。
ここからあの有名なこの↓写真が撮れるのです。
深い堀から延びるこの石垣と、その上にそびえ立つ堂々たる第三の天守、宇土櫓。
左後ろに見えるのは、大天守と小天守。
本記事は、この宇土櫓を中心に書いてみようと思います。
お城は主に、天守閣があればそこに行きがちですが、
熊本城は実はこの宇土櫓が好きな人も多いんですよね。
宇土櫓(国指定重要文化財)。
西南戦争で焼け残った唯一の建造物です。
ですので、築城当時の木造。
とにかくリアルなその床、柱、窓等が本当にゾクゾクしちゃうところなのです。
では早速中へ行きますね(笑)
当然ですが、薄暗いです。
なっかなか前へ進めなかったんですよね、私(笑)。
なぜなら、その一つ一つを噛み締めるかの如く、吟味していたから。
当時から今までに、何十万、いや何百万、いやいやそれ以上の人が歩いてきたであろう床の黒光り。
「床破損注意」のポールがリアルじゃないですか。
この部屋の数々には特に何か置いてあるわけではないんですが、
中に入れるんです。
なので、私は実際にこの部屋の数々を歩いてみたり、
狭間(さま)と言われる小窓から外を覗いてみたり、
窓枠の痛み具合にいちいち感動したり、
もうたまりません。
三層五階のこの櫓は、もちろん階段で上へ行くわけですが、
これまた狭くて急すぎる傾斜の階段は、手すりなしではのぼれません。
いよいよ最上階。
この最上階からの眺めは本当に素晴らしかったですね。
そして、何よりここからの大小天守閣はなかなかのビュースポットなのです。
パノラマで撮影してみました↑。
っと私この最上階に10分以上はいました(笑)。
ここからの眺めがもったいないのと、
降りると宇土櫓とお別れだなって(笑)。
重症です。。
この↑武者走りといわれる長廊下が私は好きでしたね~。
素晴らしかった宇土櫓。
期待以上の感動を味わうことが出来ました。
っと、ほぼ宇土櫓ネタでございましたが、
まだ熊本城には見所がたくさんありますので、
それはまた次回。