2014年の読書メーター

2015/01/02

まとめ

t f B! P L
2014年は、毎月まとめることがあんまり出来てなかったかもしれないけど、

なんだかんだで読んでましたね。

2015年もまた新たな本との出会いに期待です。




2014年の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:11841ページ
ナイス数:350ナイス

野心のすすめ (講談社現代新書)野心のすすめ (講談社現代新書)感想
林真理子さん、名前は聞いたことあったけど、本は初めて読んだ。そっかぁ、野心ね。うん、大事なことだし、私も振り返ると、野心は持っていたと思う。って過去形?(笑)時代が違うのは否めないけど、その野心が必要ってこととだよね。新年に読むには良かったと思う。
読了日:1月5日 著者:林真理子






ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)感想
池井戸作品を久しぶりに読んだらやっぱりスラスラ、あっという間に一日で読了。電車の割り込みを注意しただけで、こんなことになるのかと思うけど、実際ありそうだから尚更怖い。長男が冴えてたなぁ。今までの池井戸作品とは違う弱腰主人公。会社と家庭と問題が重なるときは重なっちゃうよね。倉田さん、お疲れさまでした。社長持川の顔を見てみたいとずっと思いながら読んだ。ようやくホッとするラストだから後味は悪くない。
読了日:1月14日 著者:池井戸潤



オー!ファーザーオー!ファーザー感想
久しぶりの伊坂作品。四人の父親と暮らす由紀夫が冴えてた。多恵子みたいな人はだいたいいるよね。由紀夫の母親みたいなのも、こういうストーリーだとそうなっちゃうよね。ありそうな背景(実際身近にはないんだけれど)親近感が湧いた。しかし、四人の父親もまたそれぞれがいい味出してるもんな~。そのいいとこ取りをしてる由紀夫がここぞってときに力を発揮するところはスカッとした。牛蒡男を見てみたい。
読了日:1月22日 著者:伊坂幸太郎



モンスター (幻冬舎文庫)モンスター (幻冬舎文庫)感想
なんという物語なんだろう。幼い頃抱いた屈辱は消えることなく増していく。女である私も何度も考えさせられた。百田さんはどうしてこんなに女の気持ちを描けるのだろうとさえ考えた。美容整形ってこんなに人を変えるんだなぁ。女性は、そう綺麗で居続けたいのだ。製本会社時代の整形費用を貯めるための日々は凄まじかった。忘れかけていた女心を思い出させてくれたし、幼いときの親から子への愛情は、子の将来を左右するほど大事なんだってことを再認識させてくれる、予想以上に面白い一冊だった。
読了日:1月31日 著者:百田尚樹


Story Seller annex (新潮文庫)Story Seller annex (新潮文庫)感想
毎度Story Sellerは読んできたけど、今回は期待が大きすぎたのか、今までより満足度は低めかも。
読了日:2月2日 著者:







マリアビートル (角川文庫)マリアビートル (角川文庫)感想
檸檬に蜜柑に天道虫。最初は??だったけど、読んでるうちに繋がっていくのが面白かった。木村の家柄にも驚きだけど、あんな中学生がいるのかと思うとゾッとした。東北新幹線の車内でこんなことがあるのかと思いながら、ゴミ箱のとこにある扉を私も今度見てみようと思ってみたり。登場人物がそれぞれ個性があって引き込まれた。ついてなさぶりが半端なくて面白かった。ページ数を感じさせないあっという間の読了。
読了日:2月9日 著者:伊坂幸太郎



影法師 (講談社文庫)影法師 (講談社文庫)感想
勘一と彦四郎の生涯の友情に、最後は涙が出てくるほど感動した。身分がこれほどまでに人生を変えるのか。二人の竹馬の友の運命がこんなにも変わるのか。彦四郎の一言、一言がカッコよかったし、勘一の努力もいちいちカッコよかった。こんな気持ちになる本だとは思ってなかったので、百田さんの本をもっと読んでみようと思った。素晴らしい本。
読了日:2月13日 著者:百田尚樹




幸福な生活 (祥伝社文庫)幸福な生活 (祥伝社文庫)感想
今月は百田作品に驚かされてばっかりだ。後半に全てが繋がるものだとばっかり思っていたら短編集だった(笑)それにしてもそれぞれの物語が面白かった。再読してみたくなるのは気のせいか。宮藤さんのアレは解説なのか。そうなのか。
読了日:2月16日 著者:百田尚樹






功名が辻〈1〉 (文春文庫)功名が辻〈1〉 (文春文庫)感想
先に大河ドラマを観てしまっているんだけれど、あえて原作を読み始めた。さすがは司馬さん。語り口がこれほど軽快で、伊右衛門の成長っぷりが楽しみで仕方がない。それに千代の存在。妻はこうやって夫をたてるんだってことの見本のようだ。伊右衛門の素直で純粋で生真面目だからこそ、この夫婦はバランスがいい。あまりに面白くてあっという間に一日で読了。早く二巻を読みたい。
読了日:2月28日 著者:司馬遼太郎




功名が辻〈2〉 (文春文庫)功名が辻〈2〉 (文春文庫)感想
伊右衛門がというより、千代の存在が彼をここまでにしたのだろう。そう思わせる千代の行動や言動がとても興味深かった。時代は本能寺の変のあと、秀吉の心理戦ともいえる行動が面白かった。よね姫や鶴丸、幼い子の運命。家康を気にかけながらの今後がとても楽しみ。さあ、3巻へ。
読了日:3月3日 著者:司馬遼太郎





功名が辻〈3〉 (文春文庫)功名が辻〈3〉 (文春文庫)感想
秀吉の晩年と秀吉没後の家康と家康の周りの動きが面白かった。伊右衛門よりも千代の言葉を誰もが待っているところが可笑しかった。どれだけ頼りない男か、伊右衛門。文の件が、読みどころ。
読了日:3月10日 著者:司馬遼太郎






功名が辻〈4〉 (文春文庫)功名が辻〈4〉 (文春文庫)感想
関ヶ原決戦での伊右衛門の心境は痛いほどだったが、どんな場面でも千代の心理が優っていて、「これぞ功名」が家康にも伝わって本当に良かった。その後土佐二十四万石の国主になったあとがまた面白かった。年を重ねても伊右衛門の器の小ささにモヤモヤした。やっぱり千代という存在が大きかった。それにしても土佐という国の文化もまた凄かった。戦国痛快物語は傑作だった。
読了日:3月14日 著者:司馬遼太郎




プリズム (幻冬舎文庫)プリズム (幻冬舎文庫)感想
あっという間に読了。「どうしてもこのラストシーンが書きたかった」という帯の百田さんのコメントがずっと頭にあって、どうなるんだろうと思いながら読み進めた。多重人格といえば、『24人のビリー・ミリガン』を思い出さずにはいられない。ただ私はこれを途中挫折したというのも覚えている。でもそこはさすがの百田さん。多重人格者を目の前にした聡子も対処が大変だったろうなと思った。色々、まさかの展開もおきるので、飽きることがなかった。
読了日:6月2日 著者:百田尚樹



ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)感想
久しぶりの池井戸作品。ドラマが始まるずっと前に買っていたんだけど、ようやく読むことが出来た。おかげで細川社長=唐沢、他登場人物もドラマ出演俳優をイメージしながら読み進めた。池井戸作品は、理不尽な事が多ければ多いほど、スカッとするから気持ちがいい。ただそうなるまでのモヤモヤ感は半端ない。今回は野球も同時進行しているので、さらに、だ。どんなにゆるい会社でも無断遅刻、無断欠勤はしちゃいけないなと、あらためて気を引き締めてみたりした。
読了日:6月6日 著者:池井戸潤



小暮写眞館(上) (講談社文庫)小暮写眞館(上) (講談社文庫)感想
読み始めたのはずいぶん前なんだけど、ようやく上巻読了。写真に写るはずのない人が写っているのを解明していく主人公英一。英一家族が良い。登場人物も個性的な人ばかりで、会話と別に心の声もなかなかに面白い。これからどう物語が進展いくのかが楽しみ。
読了日:6月9日 著者:宮部みゆき





国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)感想
庄九郎、あれだけ思惑通りにいくなら人生面白いだろうなと。天下一品は計算高さだけではなく、腕も強い。このあとの庄九郎がどうなっていくのか、とにかく楽しみ。あっという間に読み終え、2巻へ。
読了日:6月10日 著者:司馬遼太郎






国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)感想
智者とはこういう人のことを言うんだなぁ。斉藤道三のことをあまり知らなかったから、勉強になった。お万阿は深芳野は、この物語に登場する女性陣の心中を察する。ただ道三はやっぱり計算高い男であり、智者であり、戦も商いも腕の強さも右に出る者がいないんだもの。「気運がくるまでのあいだ、気長く待ち、あらゆる下準備をととのえてゆく者が智者であり、その気運がくるや、それをつかんでひと息に駆けあがる者を英雄」という庄九郎の、そして司馬さんの名言が一番心に響いた。美濃という地に興味が出てくるほど面白かった。さあ、3巻へ。
読了日:6月15日 著者:司馬遼太郎


国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 (新潮文庫)国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 (新潮文庫)感想
信長(前編)。庄九郎の最期はもう涙が出そうになってしまった。信長の庄九郎への想いと、庄九郎覚悟の決戦。後半は光秀物語。あまり知らないところだったので、とても興味深くあっという間に読み終えた。まだ若かった信長も、光秀も、いい歳になってきて、ここから光秀がどう動いていくのか、信長の躍進はどう進むのか、ますます面白くなってきた。4巻へ。
読了日:6月18日 著者:司馬遼太郎




国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 (新潮文庫)国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 (新潮文庫)感想
信長編(後半)。というより、やっぱり光秀物語。刑罰は厳しいけれど、信長の治安と秩序に対する態度は凄い。信長が使えると認めた秀吉と光秀の性格が正反対で面白かった。光秀のくどくどしい言い回しは信長好みではなかったんだろうな。信長を下に見ていた感が否めない光秀の心の奥の意識が彼を謀反という形にさせてしまったんだろうな。それは道三の相弟子であり、ライバルだったこともずっと関係しているように思った。それにしても物凄い乱世。とても面白く、スラスラとあっという間の4巻。読んでよかった。
読了日:6月25日 著者:司馬遼太郎


新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)感想
先に、国盗り物語を読んだけど、こっちのほうが信長がよくわかるかも。信長と藤吉郎の主従関係があっぱれ。
読了日:7月4日 著者:司馬遼太郎







新史太閤記 (下巻) (新潮文庫)新史太閤記 (下巻) (新潮文庫)感想
本能寺の変からの中国大返しからの調略と戦の連続。信長の死から時代はまた変わった。秀吉と家康のやりとりがもう頭脳戦。相手がどう出てくるかでこっちの出方が変わる。情報伝達手段が飛脚しかない時代に、あれこれ手を回し、そこに住む庶民や兵の噂までも考えるとは、ただただ凄いなと思った。殺さない秀吉、相手を許す秀吉流の治め方が巧いと思った。それにしても信長がいたころとはまた違う、この頃の家康の存在は不気味だったろうな。
読了日:7月12日 著者:司馬遼太郎



関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)感想
徳川家康と石田光成。二人の人格がこれでもかと描かれている。この二人の周りにいる家臣も面白い。これから、タイトルの「関ヶ原」までの二人を中心とした”動き”がどうなるのかとても興味深い。
読了日:7月24日 著者:司馬遼太郎






関ヶ原〈中〉 (新潮文庫)関ヶ原〈中〉 (新潮文庫)感想
石田光成ってこんな人だったのか~。なんて過去の光成を演じた俳優さんたちを頭に描きながら読み進めている。どうなる、どうなる関ヶ原。
読了日:8月9日 著者:司馬遼太郎







関ヶ原〈下〉 (新潮文庫)関ヶ原〈下〉 (新潮文庫)
読了日:8月16日 著者:司馬遼太郎









海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)感想
内容を全く知らないまま読み始め、終戦とともに始まる物語にみるみるひき込まれていった。出会う人は、人間味に魅了されてしまう国岡鐡造という人物。私もその一人だ。石油と戦争の関係もそうだけど、国岡が日本のために、ここからまた政府や米国を相手にどう挑戦していくのか。ゼロ戦の宮部が一瞬登場した場面は鳥肌だった。あっという間に上巻を読み終え、いますぐ下巻へ。
読了日:8月20日 著者:百田尚樹




海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)感想
国岡という男が本当にカッコよかった。石油がこんなにも世界を変えたこと、戦後の日本や政府や世界は何が起きていたのか。国岡という男が何をやってきたのか。胸が熱くなる場面の連続で、この本と出会えたことに感謝したい。近所の出光を見る目も変わるわ。素晴らしい本でした。ありがとう。
読了日:8月24日 著者:百田尚樹





仕事ができる人の「しないこと」リスト (知的生きかた文庫)仕事ができる人の「しないこと」リスト (知的生きかた文庫)感想
書かれていることはそうだよね、と思う。それを口にするか、行動するか、のこと。今の職場にいる人全員に読んでもらいたいと思う自分は傲慢なんだろうね。自分が変わるしかないってこと。
読了日:8月27日 著者:中島孝志









読書メーター


池井戸潤・・・2冊

伊坂幸太郎・・・2冊

百田尚樹・・・5冊

司馬遼太郎・・・13冊


どれも当たりだったんですよね。

面白かった。

司馬作品は、興味深くて、時代順に作品を読んでいるつもりです。

なので今年はその続きを読むってことですね。

年末に記事更新できなかったので、ここで発表しちゃいます。


2014年読書メーターNo.1・・・「海賊と呼ばれた男 上・下巻」


実はこれ、年末にもう一度読みました。

出光佐三さんをモデルに描かれた国岡に惚れました。

お仕事している方でまだ読んでいない方は、ぜひ読まれることをオススメします。


他「影法師」も同じく百田作品なのですが、

司馬作品を読みなれている時代小説とはいえ、本当に感動しました。

また読みたくなってきました。

これもぜひ皆さんに読んでいただきたい。


新たな作品を2015年も本当に期待しています。

作家先生方、宜しくお願いします。



Translate

Google検索

自己紹介

自分の写真
Fukuoka City, Japan
日常のあれこれ(見たもの、聞いたもの、感動したもの、買ったもの、思ったこと)を記録として残しています。
※当ブログは、アフィリエイト広告を利用しています。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

日本100名城|登城マップ

QooQ