2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1496ページ
ナイス数:42ナイス
野心のすすめ (講談社現代新書)の感想
林真理子さん、名前は聞いたことあったけど、本は初めて読んだ。そっかぁ、野心ね。うん、大事なことだし、私も振り返ると、野心は持っていたと思う。って過去形?(笑)時代が違うのは否めないけど、その野心が必要ってこととだよね。新年に読むには良かったと思う。
読了日:1月5日 著者:林真理子
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)の感想
池井戸作品を久しぶりに読んだらやっぱりスラスラ、あっという間に一日で読了。電車の割り込みを注意しただけで、こんなことになるのかと思うけど、実際ありそうだから尚更怖い。長男が冴えてたなぁ。今までの池井戸作品とは違う弱腰主人公。会社と家庭と問題が重なるときは重なっちゃうよね。倉田さん、お疲れさまでした。社長持川の顔を見てみたいとずっと思いながら読んだ。ようやくホッとするラストだから後味は悪くない。
読了日:1月14日 著者:池井戸潤
オー!ファーザーの感想
久しぶりの伊坂作品。四人の父親と暮らす由紀夫が冴えてた。多恵子みたいな人はだいたいいるよね。由紀夫の母親みたいなのも、こういうストーリーだとそうなっちゃうよね。ありそうな背景(実際身近にはないんだけれど)親近感が湧いた。しかし、四人の父親もまたそれぞれがいい味出してるもんな~。そのいいとこ取りをしてる由紀夫がここぞってときに力を発揮するところはスカッとした。牛蒡男を見てみたい。
読了日:1月22日 著者:伊坂幸太郎
モンスター (幻冬舎文庫)の感想
なんという物語なんだろう。幼い頃抱いた屈辱は消えることなく増していく。女である私も何度も考えさせられた。百田さんはどうしてこんなに女の気持ちを描けるのだろうとさえ考えた。美容整形ってこんなに人を変えるんだなぁ。女性は、そう綺麗で居続けたいのだ。製本会社時代の整形費用を貯めるための日々は凄まじかった。忘れかけていた女心を思い出させてくれたし、幼いときの親から子への愛情は、子の将来を左右するほど大事なんだってことを再認識させてくれる、予想以上に面白い一冊だった。
読了日:1月31日 著者:百田尚樹
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